ニンテンドーswitchのプロコンスティック動作不具合(倒れっぱなしや前後左右への移動不良など)については色々と試しましたが、やはりスティックの交換が最善の策になります。本記事では交換に必要な部品と手順を紹介しています。
下記項目に該当する方は本記事を参考にして頂ければと思います。
・プロコンスティックの動作不良を自分で直したい
・プロコンスティック部品は何を買って良いか分からない
・半田付けが出来る
本記事の修理内容はメーカー保証対象外となります。又同じ結果になるとは限りませんので、部品購入及び作業は全て自己責任でお願い致します。
プロコンスティック部品の購入
私が購入したのは下記商品です。2023.10月購入時は4個入り1800円程度でした。安価なスティック部品と違い、写真もしっかりと掲載されていて、実際まともな商品でした。
現物写真は下記になります。
半田吸取り線の購入
スティックを取り外す際に半田吸取り機が無い為、こちらの商品で基板の半田を吸い取りました。
下記のような半田吸取り機が自宅にあればこちらの方が楽ですが、プロコンを買った方が良い価格なので、私は購入していません。他にも修理で半田吸取りが必要な方は購入しても良いかも知れません。
プロコン基板の半田面を露出
基板露出までのプロコン分解方法は下記リンクをご参照下さい。
操作面を外した状態で赤丸印(5箇所)のネジを外します。(写真は取り外し済)
白い固定具を外します。
充電コネクタ部が抜けるように基板を手前に浮かしながら引き、外します。
基板を裏返し、半田を外すことで部品交換が可能です。
動作不良対象のスティック(左)部品取り外し
購入したスティック部品と半田吸い取り線を含む、下記部材を準備して作業に入りました。半田ゴテ(制御温度420℃)と半田、スタンドは自己所有物です。
めっちゃ熱いやん
対象のスティック部品は14端子の半田付けで取り付けられており、赤丸印の半田を半田吸い取り線で取り除きます。半田吸い取りを行う前処理として、全ての端子に半田を追加して溶けやすくしました。
吸い取り線をほぐし、広げて半田部に当て、半田ゴテで溶かした半田を吸い取ります。コテの当てすぎに注意は必要ですが、途中から吸い取ることに必死でそれ程注意出来ませんでした。
各端子がフリーになった段階でスティック部品を取り外します。実際には1箇所、完全に除去しきれない端子にコテを当てながら半田を溶かして取り外しました。
購入した新しいスティック部品を取り付けます。
14箇所の半田付けをして交換完了です。
再度組み立てる際は充電コネクタ部をケースに挿入しながら基板をセットし、白い固定具とネジ留め(5箇所)をします。
交換後のスティック補正(ニンテンドースイッチ設定画面)
組み立てが終わったら動作確認をします。Switchを起動したら先ずは「設定」-「スティックの補正」を選択します。
補正対象のスティックを倒し続けます。
スティックを触っていないときにマークが”●”になっていた為、”X”を押して補正をしました。
「補正する」を選択します。
画面の指示に従い操作すると補正が完了します。
補正が完了し、スティックを触っていないときにマークが”+”になりました。これでOKです。
左スティック動作確認
倒れたまま戻らない症状無し!
スティックを交換しているので当然と言えば当然ですが、全く問題ありません。
移動操作問題無し!
こちらも前後左右快適に操作出来ます。
この後、スプラトゥーン3をプレイしましたが、全く問題なく操作出来ました!!
直った!!
スティック交換したからね!
最悪プロコン買えます笑
どうしても直らない場合は購入しかありません。
以前と違い、転売対策で「ご注文は1点まで」という条件が付いて、楽天ブックスや家電量販店の楽天市場店で購入できるようになりました♪既に持っていて、もう1個購入することが出来ない場合でも色々な店舗で販売されているのでそちらで購入可能かと思います✨
いい加減もう買えば?
最後に
以上、今回はNintendo Switch プロコンのスティック交換修理について記事にしました。過去の修理記事でも不具合改善はしていますが、やはりこの方法が一番確実な方法になります。
この記事が役立つと幸いですが、修理はくれぐれも自己責任になりますので、その点はご承知おき下さい。ではまた!